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25年モノの知見と
最新機器の両輪で日々研鑽
レグナテックに入社して25年、いまでは商品の仕上げに近く、
最も繊細な注意が求められる工程を担当。
長年培ってきた感覚と最新機器の導入により、昨日よりも良い製品を作ることを追求する。
いまのお仕事は、製作工程のなかでどの部分を担当していますか?
担当は、NCボーリング加工という組み立て前の重要な部門です。ここで一番重要なのが、機械に置くときに傷をつけないこと、まずそれですね。そこでミスをしてしまうとまた戻って作り直しになってしまいます。
仕事をしていて楽しいのは、どんな時でしょうか?
25年勤めていると機械も進化していて、昔に比べるとすごく便利になって作業効率も上がりました。できることも増えて、じゃあもっとこういうことができるんじゃないかと考えて挑戦するのも楽しいですね。
一方で、やはりより正確かつ効率的にいいものを作るためには、自分の技術の研鑽も重要です。木工加工でいうと、“治具”という自作の道具次第で作業がものすごく楽になったり、簡単になったりします。工業製品として同じものをいくつも作るためには、そのための治具をうまく作れるかどうか。さらにプログラムが作れたりすると、どんどん作業スピードが上がったり、正確に加工できることにつながる。「これちょっと加工難しいし、無理なんじゃない」みたいなやつが治具のおかげでうまくできた時とかですね、あれはもう感動します。今までできなかったような形の製品がうまくできたとかいう時には、ものすごくやりがいを感じます。
新しい機器の導入にも関わっていらっしゃいますね
年に何台かずつですが、より良い製品を作るために機械類は新たに購入してもらっています。新しいものはやはりどんどん進化していて、使いやすいですね。導入時には機械メーカーの担当者に入ってもらって使い方を学びます。メーカーごとにやはり使い方が違う以外にも、我々の会社の用法などをプログラムの中に入れ込んでもらうなど、調整も必要です。だいたい1週間くらいレクチャーに来てもらい、それを習ってから実際の工程に取り入れています。
一方で、私が知る限りでももう25年変わっていない機械もあります。そんな旧式の機械の修理は、自分でやっています。長年使っていると、こういう使い方をしたらここが壊れる、それを直す方法というのがわかってくるんです。製作の技術だけでなく、こういう予備知識も誰でもできるように残せんかなぁと思っていますね(笑)。